患者様の声patients of voice

2015年

  • 2015.12.16

    年齢:30歳 妊活期間:1年6ヶ月

    三宅医院 スタッフより

    (本文)
    初めてセンターを訪ねてからは1年、無事子供を授かることが出来ました。
    現在、そしてこれから不妊治療をされる方々にとって、少しでも参考になればと思い、私の経験を書かせて頂きます。
    私達夫婦は男性不妊で顕微授精を2回行い、現在妊娠3ヶ月になりました。主人は20代です。
    別のクリニックでタイミング指導から始め、同時に私の不妊検査を一通り行いましたが特に問題もなく、半年経過したため、先生の勧めで主人の精液検査に進みました。結果、無精子症と分かり、センターにお世話になる事となりました。

    主人の症状は血液検査では結果が悪く、手術でないと自然妊娠は不可能、手術しても精子が取れる確率は5%という内容でした。大きな不安はありましたが、私達も子供が欲しいという強い気持ちがあり、また、岡大の先生の技術もあり、奇跡に近いと言われた、手術前半での充分な精子の摘出が出来るという素晴らしい結果になりました。

    その後センターに戻り、採卵・移植と顕微授精に進みました。
    1度目の移植はホルモン補充を選択。生理周期がバラバラだったので、成功率が高いと説明を受けた為でしたが、残念ながら失敗。受精卵がピクピクくるくると動いていたのを思い出し、育ててあげられなかった事に大変ショックを受けました。でも凹んでばかりはいられず、次頑張ろうと前向きに次に挑戦しました。2度目もホルモン補充周期のつもりのタイミングでセンターを訪れましたが、その時の状態が良かったのと、先生の良い判断のおかげで、自然移植に変更、それが功を奏したのか、私に合っていたのか、無事赤ちゃんを迎えることが出来ました。

    今まで何度も涙を流したり、薬でしんどかったり、仕事を休むストレス等、しんどい事もたくさんありましたが、どれも赤ちゃんの為と思い、頑張れたと思います。
    私達の様に、5%の軌跡を乗り越えた実績もありますし、きっと皆様にもいつか良い結果が訪れると信じております。これも全て温かく対応して下さったセンターの方々のおかげです。今まで本当に有難うございました。
  • 2015.12.01

    年齢:31歳 妊活期間:1年

    三宅医院 スタッフより

    (本文)
    他の病院では基礎体温を見るだけで特になんの指導もなく何カ月も過ぎてしまいました。私はなんの知識も無く、何を聞いたらいいのか分からず日にちだけが過ぎてしまい、このままではダメだと病院を変えることにしました。

    三宅医院では精子検査もしていただけるということで、お互いの何処に原因があるかなど調べていただきながらまずはタイミング療法を2回しましたがダメでした。
    原因を調べた結果、精子の運動量に原因があり、主人と話し合った結果、人工授精を試すことにしました。特に痛みなどはない方法でした。説明もしっかりしていただいたので次のステップに進め、一回目で命を授かることができました。
    今回授かったのは主人が行きにくい病院に行ってくれたり、検査も積極的に協力してくれたからだと思います。
    一人では授かるものもできなくなるので、是非夫婦で頑張ってみて下さい。

    このたびは三宅医院の先生方にはいろいろアドバイスを頂きありがとうございました。たいしたことない質問にも真剣に答えていただいたり、とても心の支えになりました。
    私も周りで中々授からない人はいなかったので不安でした。どうせ無理だからと諦めず、専門家の話を聞くだけで安心できることもあるので疑問に思ったことを何でも聞いてみることもいいかと思います。
    今頑張られている皆さん、是非とも諦めずいろいろな事にチャレンジしてみて下さい。応援してます。
  • 2015.11.16

    年齢:32歳 妊活期間:半年

    三宅医院 スタッフより

    (本文)
    夫とは結婚して1年半が経つ頃に2人で受診させて頂きました。
    今までSEXをしても一度も膣内へ射精できた事が無かったので、普通に夫婦生活を送る中で子どもを授かるのは難しい状況でした。子どもが欲しいと意識しだしてからは夫に「SEXカウンセリング行ってみる?」とか「試験管ベビーを作る?」とか少しづつ妊娠に向けてアプローチし始めました。夫の事はSEXが無くても信頼しているし大好きだけど今度子どもを作ることに考え無しな部分があったのでイライラしたりはしました。

    でも何とか三宅医院にたどり着け夫も不妊治療に徐々に前向きになってくれたので、そんな姿も嬉しかったです。三宅医院では私が思っていたよりもトントン拍子に検査や人工授精まで進めてくれたので(男性不妊とかSEXカウンセリングとか段階を踏んでからかと思っていたため・・・)とてもありがたかったです。夫婦できちんと話し合って今の自分達に必要な事が出来たと振り返っています。
  • 2015.11.13

    年齢:32歳 妊活期間:1年

    三宅医院 スタッフより

    (本文)
    まずは書くのが遅くなって申し訳ありません。
    妊娠初期の小さなトラブルで参ってしまい、やっと落ち着いた今は、6か月に入りました。思い出しながら、書いています。

    こちらにいらっしゃっている皆さんは、「子供を授かりたい」という強い想いをお持ちだと思います。その点では、私の場合、少し違ったスタートでした。
    結婚して5年、仕事が楽しくて、元々家族に憧れのなかった私は、このまま夫婦2人で暮らしていけたら、と思っていました。ところが30歳を手前に、周りから聞こえる「子供は?」の声。結局、仕事と心のバランスが崩れて退社。1年、主婦しました。
    このままだと、仕事もしない、子供も持たない、私は夫を幸せにできているのだろうかと悩み、ひとまず妊活として基礎体温を測り始め、3ヶ月経ってから三宅医院へ。
    「子供が欲しい」という気持ちより、このまま2人でのんびり構えていても時間だけが経つのではないかと思い、検査や治療を早めにやって、難しいならスッパリと切り上げようと、夫婦で決めていました。
    結局、私たちは不妊体質ではなかったものの、年齢のこともあり半年ほどタイミング法を行い、2回の人工授精を行いました。幸い2回目で授かることができました。
    治療や検査には、痛みを伴うこともありますし、経済面の負担も大きいです。大事なのは、ご夫婦2人でどの程度まで通院されるか、しっかりとお話されることだと思います。

    私は通っているうちに、「子供が欲しい」と強く思えるようになりました。こちらの先生やスタッフの皆様が、あたたかく、分かりやすく接してくださったからだと思います。ありがとうございました。
  • 2015.03.27

    年齢:43歳11ヶ月 妊活期間:1年

    三宅医院 スタッフより

    (本文)
    不妊外来のソファーに座り、何度も卒業メモリーのファイルを手に取り、「自分と同じような年齢の方がおられるのだろうか」と皆さんが書かれた卒業メモリーを読ませていただき、励まされた日々を思い出します。私の経験も誰かのお役に立てれば・・・そんな思いでこの卒業メモリーを書かせていただきます。

    私は41才の超晩婚。自分の年齢を考えると、自分の人生に子どもは無いものと思っていましたが、心の奥底では「できることなら夫を“お父さん”にしてあげたい」という気持ちも感じていました。結婚してすぐ、「41才ならまだ何とかなるかも」と別のクリニックで検査開始。夫は、まだ自然妊娠に希望を持っていたのか、生殖医療に対する2人の思いがくい違い、検査もほぼ終わりに近づいたところで一旦ストップしてしまいました。

    「生殖医療を受けるかどうかは、夫にまかせよう」そう決心して過ごした41~42才の約1年。大切な1年間を自分の身体のタイムリミットを感じる焦る気持ちと、あきらめの気持ちで過ごしていました。43才の誕生日を目前にして、夫から突然の生殖医療の提案がありました。それなら「一刻も早く!!」という気持ちで、前クリニックで受けていた検査結果を手に、三宅医院不妊外来受診。

    そこからは、もう転がるようにいろいろな事が進んで行きました。私も夫も「もう顕微授精以外に方法はない」と決めていたので、あとは先生の指示をきいて進めていくだけでした。
    1回目の採卵。初めての胚移植。ドキドキしながら病室へ向かうエレベーターの中で、「お腹に戻してあげられるのは、とってもうれしいことなんですよ。」と声をかけていただきました。この時には、判定日を待つことなく、いつもと同じように生理が来てしまいました。

    そして2回目の胚移植。1回目で凍結保存していた卵をお腹に戻しました。2回目の時は、判定日直前に少量の出血があり、「もしかしてこれは着床出血というものか!?」と少し期待をして判定日を迎えたのでした。しかし、結果は陰性。「あと2・3日すると生理が来るでしょう」とのことでした。

    2回目の採卵にチャレンジ。胚移植の日を待ちました。結果、受精卵の発育が止まってしまっていて、お腹に戻すことはできませんでした。「お腹に戻せることはうれしいこと。」その言葉の意味を実感しました。

    治療開始前の説明会を受けて、治療を受けるのは私は“2回”、夫は“3回”と何となく思っていた2人。改めて話し合い、「もう1回だけがんばってみよう」と最後の“3回目”にチャレンジ。3回目の採卵。成熟卵5個のうち、受精できたのは2個・・・。1回目、2回目の経験から絶望的な気持ちになりました。ありがたいことに2個のうち1個をお腹に戻すことができました。おまけにその1個について培養士の先生から「とっても元気のいい子です」とのお言葉。最後になるかもしれない我が子をほめていただき、心からうれしく思いました。

    それから判定日の日までは、とにかくストレスをためないよう、普段通りに過ごすように心がけました。そして迎えた判定日。やはり診察室に入る前は大緊張。ダメだった時を想定し、心の準備もしていました。
    「妊娠の反応が出ました。おめでとうございます」
    ・・・待ち望んだその瞬間は、「驚いた・・・驚いた・・・」ととにかくびっくりしているだけの私でした。

    今回の治療は、自分の人生にとってかけがえのない貴重な体験となりました。初めてDVDで私と夫との受精卵を見た時の感動。お腹に戻した時の思い。大切な大切な命を感じることができました。
    いつも温かく迎え接してくださった小田先生、清川先生、看護師の皆様、スタッフの皆様に心から感謝しています。注射の時にかけてくださる優しい一言。採卵室で緊張をやわらげようとかけてくださった言葉。いつも寄りそってくださり、やさしい笑顔で迎えてくださり、私は心穏やかに通院することができました。お一人お一人に支えていただき、卒業を迎えられたことを心からありがたく、幸せに思っています。本当にありがとうございました。
    どんなにたくさんの人たちに支えられて誕生することができた大切な命なのか・・・をしっかり伝えることのできる母親になりたいと思っています。感謝。